2012年06月06日

SSM42型野戦服。

SSM42型野戦服。SSM42型野戦服。
1950年代のスウェーデン軍ウール製野戦服を改造したSSM42型野戦服です。

数年前にテーラーの力もお借りして、前面の四つのポケット、着丈、袖丈、背面のダーツの改造を行ったのですが、今回さらに袖の大幅改造を行いました。
今回の改造はミシン導入後なので、全て自力で行う事ができました。
袖の改造部分は、脇下の綿部品と綿裏地の除去、袖自体を若干細くする事、筒袖から割り袖にする事、肘側の縫い目を二重にする事、でした。
(ベルトフックの穴は家庭用ミシンでは縫えないので、とりあえず手つかずのままです。)

設定は、第7SS義勇山岳師団「プリンツ・オイゲン」所属のSSロッテン・フューラーとして、徽章類はエスアンドグラフさん、サムズミリタリ屋さんなどで購入したものです。
ボタンはSTURM製の余剰品です。

SSM42型野戦服。SSM42型野戦服。SSM42型野戦服。SSM42型野戦服。
<写真左より>オーダル・ルーンとSSロッテン・フューラーの襟章。襟章はもちろん、リッツェンもミシン縫いしました。

<2枚目>袖のアドラーと階級章も袖改造の時にジグザグ縫いにしました。ちょっと不細工ですね(汗)。袖階級章はAT THE FRONTの物。

<3枚目>「プリンツ・オイゲン」のカフタイトルもミシン縫いです。割り袖にするとグッとドイツ軍の野戦服らしくなりますね。綿のパーツはベースとなったスウェーデン軍野戦服の余剰から作りました。袖口のボタンはシュミット&ゾーンさんより。

<4枚目>SS山岳猟兵章は手縫いで付けました。

スウェーデン軍の野戦服は、ドイツ軍の物とは結局「似て非なるもの」であり、安価でバリエーション豊富なレプリカが出回っている昨今では、苦労して改造する必然性はなくなってしまいました。
ただ、「半世紀前の軍用ウール」は重厚で良い雰囲気ですし、何よりも自分で改造した達成感は非常に高く、出来上がった野戦服にはとても満足しています。
野戦服や軍服の改造と言うのも、独立したホビーとして成立するんだな〜と実感致しました。





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Posted by ハント at 00:05│Comments(5)ドイツ軍装備
この記事へのコメント
プリンツオイゲン、いいですね。自分は国防軍型のエーデルヴァイスを持っているので、第5山岳師団でもやろうかな・・・・クレタ着けて。

でも後が続かない師団だorz


COMBATの報告書、楽しみにしております!
Posted by メルダース at 2012年06月06日 22:56
最初にSSマーク以外の襟を見たときには別の軍隊だと思ってしまいましたね
POAとか・・・。

質問ですが、ウール野戦服の手入れはどうすれば良いのでしょうか?
現在は軽く拭いた後に陰干ししています。

とりあえず今はこのM36を愛でつつ、装備をそろえていくことにしました。

COMBAT!のレポート楽しみにしています。お気をつけて・・。
Posted by ある下士官 at 2012年06月07日 01:54
>メルダースさん
こんにちは。
自分も将来、陸軍の山岳猟兵の野戦服上下を揃えたいな〜と思っています。
コットンHBTで春〜秋の軍装登山用にしようかと。

COMBAT!はかなり盛大になりそうです。
詳細なレポートを予定していますので、しばしお待ちください♪

>ある下士官さん
自分の場合も、ウール野戦服上着は洗わず、陰干ししてからブラシを掛けるだけです。
ズボンは泥だらけになる事もあるので、その場合は、洗濯機で洗っています。
上着も汚れがあまりにもひどい場合は、徽章類を外して洗濯する事になるでしょうが、今のところやった事はないですね。

今回はCOMBAT!にはいらっしゃれないのですね。
残念ですが、次回は是非!!
Posted by ハント at 2012年06月07日 07:44
ハント 様
私もスウェーデンのウールジャケットを改造して野戦服を作っているのですが、脇下の除去から割袖までハント様のクオリティの高さと技術にとても感動しました!
安価なレプリカが出回っている時代に今更改造する人も少ないでしょうけどね・・・私はいかに本物に似せるかを試行錯誤するのにハマってしまいました(笑)

そこで一つお聞きしたいのですがブログの野戦服は私の物とは違って色がかなりグレーっぽく見えるのですが、ご自身で染色等されたのでしょうか?
古い記事なのでもう見られていないかもしれませんね(笑)
Posted by てんぷら at 2018年01月12日 12:06
てんぷらさん、初めまして。
コメントありがとうございます。

服の改造、なかなか楽しいものですよね。
ハマってしまう、そのお気持ちよくわかります。

ご質問の件ですが、当記事のスウェーデン軍野戦服の色はオリジナルで染めてはおりません。
実際の色味は、もう少し緑がかっているので、典型的なフィールドグレーに近いと思います。

服の改造、うまくいくと良いですね。
それではまた。
Posted by ハントハント at 2018年01月12日 22:21
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