2013年06月29日

ミニチュアモデルによるウォーゲーム<迫撃砲その1>

ミニチュアモデルによるウォーゲーム<迫撃砲その1>
歩兵兵器中、最大の火力を持つ迫撃砲のアクションについて紹介します。

■迫撃砲の基本アクション
*迫撃砲は分解して運ぶため、「移動」と「砲撃」を同一イニング内にできません
*砲撃時以外は、迫撃砲チームの兵員も歩兵と同様のアクション(射撃や移動)を出来るとします。
*迫撃砲弾は通常の榴弾と発煙弾をルール化しています。
*榴弾はノーカバーおよびソフトカバーの目標に対して有効、ハードカバーの目標には無効とする。
*発煙弾に殺傷能力はないとする。

ここでは口径80mm前後の中口径迫撃砲と60mm前後の小口径迫撃砲に付いて紹介します。

■80mm前後の中口径迫撃砲
*クルー数:4名(うち弾薬手2名)
*最大射程:スタンス3.0
*1イニング当たりの発射可能弾数:3発
*携行弾数:16発

■60mm前後の小口径迫撃砲
*クルー数:4名(うち弾薬手2名)
*最大射程:スタンス2.5
*1イニング当たりの発射可能弾数:3発
*携行弾数:24発

■榴弾を使用した場合の迫撃砲のアクション
ミニチュアモデルによるウォーゲーム<迫撃砲その1>
まず目標を決定します。
次に目測で目標までの距離をはかり、宣言します。

例)ドイツ軍8cm迫撃砲チーム指揮官「目標、前方の敵機関銃陣地!距離、スタンス2.5!」

ミニチュアモデルによるウォーゲーム<迫撃砲その1>
次に迫撃砲用のインストルメントを当てて、ダイスを振ります。
作例のインストルメントは角材、糸、インスタントレタリング、デザイン用テープ等で製作してあります。

ミニチュアモデルによるウォーゲーム<迫撃砲その1>
ダイスの目をインストルメント上部の数字に当てはめ、数字下のラインと宣言した距離の交差する点が着弾点となります。
着弾点が決まったら、専用サークルで効果を判定します。
2発目以降は必要なら距離を修正して、同じ手順で砲撃します。

例)ダイスの目は3で狙い通りに着弾しましたが、距離が短く、廃屋に陣取る敵はソフトカバーのため、効果はありません。
距離を修正しての2発目「距離、スタンス3.0!撃て!」

ミニチュアモデルによるウォーゲーム<迫撃砲その1>
例)今度は距離は正確でしたが、ダイスの目は1で効果なし。
3発目をすかさず砲撃。

ミニチュアモデルによるウォーゲーム<迫撃砲その1>
例)ダイスの目は3で直撃。敵機関銃チームの排除に成功しました。

以上が迫撃砲の榴弾を使用した場合のアクションです。

ミニチュアモデルによるウォーゲーム<迫撃砲その1>迫撃砲の着弾地点判定用のインストルメントと砲弾カード。
砲弾カードはマーカーなどで榴弾と発煙弾を色分けすると良いでしょう。
砲弾を発射したら、その都度、斜線などで砲弾マークを消して行きます。





<この項続きます>





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この記事へのコメント
ハント さま
私の拙いコメントに返信をありがとうございました。
ブログの他の記事も読ませていただいたのですが
大変深く趣味の世界を極めておられるので
その事にも驚き、舌を巻いた次第です。

ミニチュアモデルによるウォーゲーム
連載当時は、おっしゃる通り
ルールを読んでいるだけでワクワクしました。
このブログの記事を読ませていただいていると
あの子供の頃のワクワク感を思い出しますね。
ありがとうございます。
Posted by matsuda at 2013年06月29日 23:15
matsuda様
「極めた」というレベルでは全然ないのですが、おかげさまで楽しくやっております。
中学高校の時から興味の対象がほとんど変わっていないのには、自分でもあきれてしまいますが(笑)。

ホビージャパンの連載には、本当にワクワクさせられましたね〜。
リライトでもあの「ワクワク感」を出せたら良いなと思っていましたので、matsuda様のお言葉が大変嬉しいです♪
Posted by ハントハント at 2013年06月30日 11:38
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