2012年05月20日

『武器と防具 幕末編』

『武器と防具 幕末編』
戦国時代に続いて、今回は幕末の話題を。
『武器と防具 幕末編』 新紀元社刊、1.995円。
戊辰戦争時の新政府軍(いわゆる官軍)の軍装の資料として購入しました。

幼少のみぎり、テレビで栗塚旭主演の『新撰組血風録』『燃えよ剣』など新撰組もの、幕末もののドラマを観る機会が多かったのですが、心惹かれたのは主役の新撰組ではなく、ドラマ終盤に登場する敵役の「官軍」でした。
これはドラマ『COMBAT!』を観て、サンダース軍曹やヘンリー少尉ではなく、敵役のドイツ軍に思い入れするメンタリティーと一緒でしょうね、きっと(笑)。

さて月日は流れて、1/1ドイツ軍にどっぷり浸かっている自分に、あの「官軍」を強烈に思い出させてくれたのが、この業界の有名人さめひろしさんのホームページ「みりさば」さんでした。
そこには、新撰組や幕末をテーマとしたイベントでの「官軍ユニット」の大活躍が繰り広げられていて、心の奥底に眠っていた「官軍萌え」な気持ちを大いに刺激してくれました。
また、官軍ユニットの参加者の多くがWW2マニアの方たちとかぶっており、実はお仲間多数である事にも心強いものを感じました。

さて、本書『武器と防具 幕末編』ですが、戊辰戦争時の幕府軍と新政府軍の軍装を各藩別に多数のモノクロイラストで解説しています。
当時は戦術や武装・軍装が旧来のものから西洋式へ一大転換する過渡期であり、実に様々なスタイルがあってミリタリーマニア的にもとても面白いですね。
軍服は、南北戦争時の放出品で固めた完全な西洋式から、洋服を見よう見まねの和裁で作ったものや、上は洋服に下ははかまなんて言う和洋折衷、あるいは戦国時代とさほど変わらない鎧兜一式などもあったりします。

資料としては今後大変役立ってくれそうですし、読み物としても非常に楽しめた1冊です♪





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