2011年06月29日

WW2ドイツ軍のコンパス。


今回はWW2ドイツ軍が使用したコンパスを紹介します。
写真はオークションで落札した大戦中の実物です。
下士官/分隊長装備として購入しましたが、実際使用する事はほとんどありません(笑)。
ドイツ軍用なので、東が「E」ではなくて、オストの「O」ですね。

文字盤は回転可能なので、針の示す北に文字盤を合わせられます。
目盛りは64分割、すなわち一目盛り100ミルのようです(ミルは主に軍事用に使われる角度の単位です)。
コンパス盤面上側の↑部分に照星、下側に照門があって、これらで目標物をとらえた上で、フタ裏側の鏡を使って方位を読み取るようになっています。

5センチ分の目盛りの刻まれた定規部分を利用すれば、地図上に読み取った方位の直線を簡単に記入出来ます。
目標物が2つあれば、それぞれの方位を読み取り、地図上の目標物から方位通りの直線を2本引く事によって、現在のおおよその位置を割り出す事が出来ます。


フタを閉じた状態。
本体はベークライト製。
メーカーコードと思われる「clk」のモールドが入っています。
フタはアルミ製のようです。



裏側です。

*素人なので、トンチンカンな解釈、説明をしているかも知れません。
お気付きの方がいらっしゃいましたら、ご指摘頂けると大変有り難いです。  


Posted by ハント at 21:05Comments(6)ドイツ軍装備