2022年02月10日
HGG16『THE D-Dayー1』【設定&編成編】
すでに半年以上経ってしまいましたが、2021年6月5日・6日に山梨県北杜市のスティルフォレストさんで開催された、WW2ヒストリカル・リエナクトメント・イベント、HGG16『THE D-DAY-1』の模様を、今回から数回に分けてリポートいたします。
まずは簡単な設定のおさらいから。
イベントのタイトルそのまま、1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦の前日および当日がリエナクトの舞台です。
奇しくも、リエナクトの設定年月日と開催日とが完全に一致しました。
ドイツ軍の設定部隊は第709歩兵師団第795東方大隊、アメリカ軍はおなじみ第101空挺師団です。

北フランスはコタンタン半島の地図。
ドラマ『バントオブブラザーズ』で一躍有名になったカランタンの北、サンメールエグリーズの近くに我々の設定部隊・795ジョージア大隊が陣取っていました。

795ジョージア大隊大隊本部があったテュルクヴィルの航空写真。
ここからほど近い小さな集落に我々小隊は駐屯している設定です。

我が小隊の視察に訪れたツァイル大尉とその一行を交えての記念撮影。
自画自賛になりますが、とてもキマっていますね。
野戦服や帽子、またその着こなし方も各人それぞれのこだわりが現れていて素晴らしいです。
ヒゲ率が高いのもグート。
イベント上の部隊編成は以下の通りです。
第3分隊を組むことは出来ませんでしたが、イベント中は存在している「体(てい)」にして、警戒や偵察に活躍してもらいました(笑)。
*<>内階級。敬称略です。<>なしはフライヴィリガー(二等兵に相当)。
ドイツ軍部隊設定:第709歩兵師団第795東方大隊第1中隊第2小隊
小隊長:ハントノフ<ツークフューラー>
第1分隊長:ラバエフ<グルッペンフューラー>
機関銃手:ヨシフ<オーバーフライヴィリガー>
弾薬手:クリューガー
小銃手(定員5名):リッキー
リキ
ウンターバウム
サクリス
ムネラーゼ
副分隊長:キゼルノフ<オーバーフライヴィリガー>
第2分隊長:ハラシヴィリ<グルッペンフューラー>
機関銃手:欠
弾薬手:欠
小銃手(定員5名):ベルク
ハイドリヒ
ネギチョフ
ムラノフ
カスパー・ルーダー
ヴァダーエフ
副分隊長:ヤジューシビリ<オーバーフライヴィリガー>
小隊本部付き伝令:ジヘル
小隊下士官:欠
ドイツ人将校:ツァイル<ハウプトマン>
ゾンダーフューラー(通訳):ケプケ<ドルッメッチャー>
同:ミュラー<ゾンダーフューラー G(ゲー)>
この項、続きます。
*当記事はイベント公式カメラマンと参加者の皆様が撮影した写真で構成しています。
皆様、ありがとうございました。
Posted by ハント at 13:05│Comments(2)
│ヒストリカルゲーム&リエナクトメント
この記事へのコメント
軍隊の戦術について興味があるのですが、自衛隊の人から部隊の演習では各個前進組前進はあまり使わないと聞きました。一般部隊ではどんな動きで攻撃を行うのですか?
Posted by たなか at 2022年05月18日 12:34
たなか様
こんにちは。コメントありがとうございます。
自分は自衛官でも専門家でもないので、ちゃんとしたお答えはできないのですが、イベントで行なっているWW2ドイツ軍歩兵部隊の攻撃方法でご説明します。
当時のドイツ軍歩兵部隊の最小単位は分隊(中期で9名編成が普通)なのですが、それをさらに機銃班(分隊長、機関銃手、弾薬手の3名)、小銃班(副分隊長、小銃手5名の計6名)に分けることができます。
1個分隊で攻撃する際は、この機銃班、小銃班が交互に援護、前進を行う「交互躍進(前進)」が基本のようです。
(この交互躍進は分隊同士や小隊同士など、さらに大きな単位でも行うようです。)
そして最終局面では、味方の砲撃や迫撃砲、なければ小銃擲弾の支援ののち、一斉突撃で決着をつける感じですね。
この場合は、機関銃にもドラムマガジンを装着して、腰だめ撃ちしながら突撃するようです。
自衛官の方がお話されていた「各個前進云々」は、演習においてはより大きな部隊単位の統制が目的だからではないかと、推測しています。
こんにちは。コメントありがとうございます。
自分は自衛官でも専門家でもないので、ちゃんとしたお答えはできないのですが、イベントで行なっているWW2ドイツ軍歩兵部隊の攻撃方法でご説明します。
当時のドイツ軍歩兵部隊の最小単位は分隊(中期で9名編成が普通)なのですが、それをさらに機銃班(分隊長、機関銃手、弾薬手の3名)、小銃班(副分隊長、小銃手5名の計6名)に分けることができます。
1個分隊で攻撃する際は、この機銃班、小銃班が交互に援護、前進を行う「交互躍進(前進)」が基本のようです。
(この交互躍進は分隊同士や小隊同士など、さらに大きな単位でも行うようです。)
そして最終局面では、味方の砲撃や迫撃砲、なければ小銃擲弾の支援ののち、一斉突撃で決着をつける感じですね。
この場合は、機関銃にもドラムマガジンを装着して、腰だめ撃ちしながら突撃するようです。
自衛官の方がお話されていた「各個前進云々」は、演習においてはより大きな部隊単位の統制が目的だからではないかと、推測しています。
Posted by ハント
at 2022年05月18日 15:12
