2012年08月11日
WW2ドイツ軍の馬革背嚢。
ドイツ軍の39年型背嚢/トールニスター39の実物です。
ほぼデッドストック状態の物をオークションで購入しました。
かなりまとまった数が残っているようで、今でも市場に比較的安価で出回っています。
日本で1万円前後、アメリカで100ドル前後と言ったところでしょうか。
日本では「馬革背嚢」と呼ばれていますが、フタ部分の毛皮はポニーの物らしいです。
いかにもポニーらしい白と茶のまだら模様の物をドイツ軍仲間のお一人がお持ちでした。
自分の物もよく見ると、茶色の濃淡のまだら模様が入っています。
左および中央の写真は展開した状態。
右の写真は背面上部の刻印。1941年製です。
この背嚢には初期のドイツ軍のイメージがありますが、1944年製の刻印のある物があるそうです。
ただし用途は、地雷探知機本体を収納するなど、限定されていたのかも知れませんね。
ちょっと面白いのは、幽閉されたムッソリーニをグラン・サッソから救出した、空軍降下猟兵を主体とするコマンド部隊の一員が、この背嚢を使用していた事ですね。
中身はおそらく個人の装備でなく、弾薬や何かの機材だと思いますが。
背嚢の詳細や収納方法については東部戦線的泥沼日記さんが素晴らしい記事をアップされているので、是非そちらもご覧ください。
Posted by ハント at 00:05│Comments(2)
│ドイツ軍装備
この記事へのコメント
私もようやく最近39年型背嚢を手に入れました。再現イベントでもなかなか使えるシチュエーションはないと思いますが、最近は生活用具を保管していた「保管容器」としての取り上げ方が多いようですね。
リュックサックとの使い分けなども調べてみたら面白そうです。
リュックサックとの使い分けなども調べてみたら面白そうです。
Posted by ジヘル二等兵 at 2012年08月17日 23:49
ジヘルさん、こんにちは。
馬革背嚢とリュックサックを比べると、後者の方が容量、使い勝手、ともに良さそうですよね。
当時も兵隊に人気がなくて、そのおかげでデッドストックが多いんじゃないかなぁ〜とか考えています。
他にも、いわゆる砲兵用のリュックサックもありますよね。
どんな基準で支給されたのか、興味は尽きないですね♪
馬革背嚢とリュックサックを比べると、後者の方が容量、使い勝手、ともに良さそうですよね。
当時も兵隊に人気がなくて、そのおかげでデッドストックが多いんじゃないかなぁ〜とか考えています。
他にも、いわゆる砲兵用のリュックサックもありますよね。
どんな基準で支給されたのか、興味は尽きないですね♪
Posted by ハント at 2012年08月18日 00:42