2011年04月07日

WW2ドイツ軍の弾薬ごう。

WW2ドイツ軍の弾薬ごう。WW2ドイツ軍の弾薬ごう。
                     今回はWW2ドイツ軍の小銃用弾薬ごう、パトローネンタッシェを紹介します。

パトローネンタッシェはWW2ドイツ軍の実物軍装品の中でも比較的入手が容易な物で、写真の物も全て実物です。
小さな収納部分に5発のクリップを2個収納するので、弾薬ごう1個で30発の小銃弾を収納できます。
野戦においては弾薬ごうを2個を付けますので、小銃兵は計60発の弾薬を携行する事になります(その他にバラ弾を雑嚢などに入れておく事もあったようです)。
ちなみに「ベルトバックルと弾薬ごうの間隔は指1本ぶん」だそうです。以前冬モトスでヴェテランの偉い方に教えて頂きました。

上の2個はメーカー違いですが1938年製のアルミ金具使用の物。元々茶色の物を皮革用の染料で黒くしてあるようです。茶革なので空軍か警察用の物かも知れません。
3番めは1941年製で金具はジンク(亜鉛)のようです。これは最初から黒いので陸軍用と思われます。
下の2個は製造年の刻印がありませんが、ループが固定された後期の物で、金具も鉄のようです。
一番下の物は、フタ側面が縫製の代わりにリベット止めされています。
さらに省力化されて、リベット止めを多用したバリエーションもあります。

上から3個めは大阪のMASHさんで購入しましたが(5500円)、後の4個はすべてオークションで入手しました(だいたい3000円台)。

WW2ドイツ軍の弾薬ごう。WW2ドイツ軍の弾薬ごう。WW2ドイツ軍の弾薬ごう。<写真左>弾薬ごうを下側から見た所。
<写真中・右>1941年製のクローズアップ。

入手しやすいとは言え、70年前後を経た貴重な歴史的遺物ですので、サバゲなどで酷使するのは控えた方が良いでしょうね。自分もよく手入れをして、ここぞと言うイベントにおいてのみ大事に使用しています。





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Posted by ハント at 21:05│Comments(6)ドイツ軍装備
この記事へのコメント
初コメで失礼します。
ナチスドイツ(国防軍)の装備で楽しく
サバゲーをしている高2です。
突然の質問ですが、後方部隊は
弾薬ごうを半分(30発)位、
装備していた時があったと聴いたのですが
本当ですか?
これからも宜しくお願いします。
Posted by ハインド at 2011年04月08日 23:24
ハインドさん、コメント有り難うございます。
おっしゃる通り、後方部隊は弾薬ごう1個を付ける事になっていたようです。
当時の写真でも、砲兵や輸送部隊の兵士が片方の弾薬ごうのみ付けているのが見受けられます。
こちらこそよろしくお願い致します♪
Posted by ハント at 2011年04月09日 01:09
実物の弾薬ごうを、持っているなんてすごいですね!
自分のドイツ軍装備の中で実物は、ガスマスクコンテナーと折りたたみスコップぐらいしか持っていません。
ガスマスクコンテナーには、製造年月と持ち主の名前などが書いてあり、自分の装備の中で特にお気に入りです。
Posted by ヨーゼフSS軍曹 at 2011年04月09日 12:35
ヨーゼフさん、こんにちは。
自分の場合、オークションで「何これ安い」と買って来ただけなので、すごくはないですよ。
むしろ、お若いヨーゼフさんが実物軍装品を2つもお持ちなのが凄いです!
Posted by ハント at 2011年04月09日 18:06
弾薬盒や重装サスペンダーや兵用ベルトなど各種革装備はどのようなオイルを使って手入れしていますか?
Posted by 軍装初心者 at 2019年08月22日 01:44
軍装初心者さん、こんにちは。

皮革製軍装品の手入れについて説明いたします。

まず、注意事項として、ミンクオイルなど動物性油脂由来のものは使用しないほうが良いようです。
革が栄養過多になってカビの原因になるそうです。

では何を使用すれば良いかですが、新品のレプリカと経年劣化した実物とでは、適切なものが違います。

まず、レプリカの皮革装備品については、蜜蝋を使用したラナパーやシリコン系の靴用クリームなどを使用するのが良いそうです。

次に実物については、薬局で入手できる白色ワセリンが良いそうです。

自分の経験上ですが、皮革製品はあまり過保護に手入れしすぎると、柔らかくなってしまい、強度が落ちますね。
普段はブラシをかけるぐらいで十分かと思います。
Posted by ハントハント at 2019年08月22日 15:18
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