ハントの野戦補充大隊

シュタールヘルム40。実物のM40型スチールヘルメットです。
オークションで２万円少々という大変ラッキーな価格で入手しました。
塗装、ライナー、チンストラップも当時の物のようです。

塗装はご覧の通り、ほとんど黒に近いグレーで、ヘルメットの塗装色として有名な「フェルトグラウドゥンケル」とは違うように思えます。
資料によって「スレートグレー」だとか「SSグレー」と書かれているものかも知れません。
だとすればSSの使用したヘルメットという事になりますが・・・。


チンストラップは使用に不安を覚える状態だったので、レプリカに交換してあります。
内部後ろ側に「Q66」という刻印があって、Qはメーカーコードで66はシェルサイズです。
Q社のヘルメットはマニア間では最も美しいとされています。

ライナーサイズは58センチで自分にピッタリでした。
このライナーが実に凝った作りをしていて、板バネ状の物が仕込んであり、頭をソフトに締め付けて絶妙にフィットします。
ハンモックの部分は豚の革で出来ており（後に羊の革）、新品だと革そのままの肌色をしています。
使用した兵士の頭部の汗と脂を吸って現在の濃い色になったわけですね。
ハンモックの調整用のヒモは化繊のような素材なので、最初交換された物かと思っていましたが、実物も化繊だという事を後で洋書から知りました。

ドイツのヘルメットには何とも言えない格好良さがありますね♪
ドイツ兵の格好良さは、このヘルメット抜きでは語れないのではないでしょうか。