2010年11月23日

冬モトス2010その5。

冬モトス2010その5。
*戦闘中の写真が全く手元にないので、「鉄の男」アルバートさんの非常に格好良いポートレートを♪
北陸遠征時の武装SSの機銃手姿です。今回アルバートさんは第2分隊の副分隊長をお務めになられました。
「命令ならば1日中歩哨でも構わない」と言うリエナクターの鏡のような方です。

続きです。

冬モトス2010その5。司令部より我々グローバー小隊に進撃命令下達(かたつ)。

司令部が策定した当初の作戦計画は以下の通り。

グローバー小隊は地図上南より作戦区域に入り、地図上東の境界より2本めの南北に走るルートを北に向かって進撃、3本めのルートを北上する武装SS部隊と、両ルートが交差する広場で合流後、進撃路を西に転じ、協同して地図上北西奥にあると考えられる連合軍司令部を攻撃せん滅すべし!

「ゲラーデン・ウント・ゲジッヒャーハイト!(装填良し、安全装置解除!)」「マァシュ!(前進!)」

自分が指揮する第1分隊が先鋒を務めることになり、オットー、ゲオルグ両上等兵を先頭に1列縦隊で、予定された進撃路を慎重に前進。


前進開始直後、左方向で発砲音。隣のルートを行く武装SS部隊がいきなり敵伏兵と接触、戦闘に突入した模様。
ほどなく左からの飛翔音を感じた次の瞬間、頭部に被弾、グローバー小隊負傷第1号となってしまいました(このパターン多いのです/笑)。
幸い傷は浅く戦列に復帰、進撃を継続しました。

武装SS部隊との集合地点に到着すると、すでに武装SS部隊は戦闘中であり、ホッシュ下士官候補生率いる第2分隊は広場右手から攻撃に加わるも損害を出して後退しました。

当初の計画が失敗したのは下士官である自分にも明らかで、小隊長と司令部の無線交信による緊張したやり取り、他部隊の伝令、我が小隊の損害報告が錯綜し、一時軽い混乱状態に陥りました。
結局、武装SS部隊はこの場を離脱して別の進撃ルートに向かい、我々陸軍が戦闘を引き継ぐ事になりました。
親衛隊に厄介な敵を押し付けられた格好になり、隊員間においては親衛隊への不満が少なからずあったようです(ネタですよ/笑)。

実際、小山の裏に取り付いた我が小隊は、正面の林で待ち構える敵数名と右の畑付近に潜む狙撃兵1名に苦戦、ジリジリと損害を増やして、ついには武装SS部隊と同じく進撃ルートの変更を余儀なくされたのでした。

続きます。





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この記事へのコメント
下士官が真っ先に被弾するなんて、いかにもドイツ軍らしいじゃないですか。
ハント曹長の分隊指揮には見習うべき箇所が多数あると思っています。
今後も厳しく御指導して頂き、1日も早く下士官になれるようガンバリます。


写真ありがとうございます。故郷の家族に送りたいと思います(笑)
自分の撮影した写真もあるのですが、どのように提供しましょうか?
Posted by ホッシュ at 2010年11月24日 12:32
ホッシュさん、こんにちは。
おっしゃる通り、ドイツ軍らしいですよね。
将校下士官は死傷率が高く、慢性的に不足してたらしいですから。

写真頂けるのなら大変ありがたいです。
メール添付が可能であれば、メールで送ってくださいませ。
普段使っているメールアドレスだと5メガしか容量ががないので、足りないようでしたらもう一つのアドレスをお教えしますので。
何とぞよろしくお願いします。
Posted by ハントハント at 2010年11月24日 15:29
冬モトスでは、お疲れ様でした。鬼政です。

SS部隊として、先陣切って進撃しましたが、私が真っ先にやられました。一緒ですね(苦笑)

>親衛隊に厄介な敵を押し付けられた格好になり、隊員間においては
>親衛隊への不満が少なからずあったようです(ネタですよ/笑)

SS部隊は、敵に側面をさらしながらも、困難な前進を行ない、護衛隊との合流地点に着いた。
その地で、強力な敵と戦っているさなか、護衛隊は、我々のすぐ後ろで、待機していられたらね。
何時になったら、護衛隊は前にでてくるのか、戦闘をしたくないのか?と、思う訳なんだわ。
私からの救援要請も無視され、護衛隊は本部に確認を取ってから、
行動を決めようとしていたようだが、そもそもの命令を思い出して欲しい。
合流後は、協同して攻めるべし。という事だったはず。
SSの方では、イライラがつのっていた事は事実だ。

互いのやり方が違うのは分からんでも無いが、合流の後、指揮官同士で話し合って欲しかった。
今更言っても遅いけど(苦笑)
Posted by ダンテSS曹長 at 2010年11月25日 11:35
鬼政さん、こんにちは。冬モトスではお疲れさまでした。

リポート中の文面でご気分を害されたのであれば、大変申し訳ありません。

状況中、うまく行かなかい部分も多々ありましたが、それはそれでリアリティがあるなぁと思って楽しんでいます。
ですので、「親衛隊への不満」はカッコに書いた通り、文字通り「ネタ」です。
状況中の演技の一部であって、本当の不満ではありません。

どうかご理解の上、笑ってお許しください。
Posted by ハント at 2010年11月25日 14:58
ハントさん、そんなに恐縮しないでください。

ハントさんが書いたもので気分を害したのではなく、当時支援要請をして、露骨に無視され事を思い出して、気分を悪くしていただけです(苦笑)

上官と部下の無能さと、味方のふがいなさ。鬼畜米英とソ連の悪逆非道さを、もっとどんどん書いてもらって、かまわないと思います(笑)
そうでないと、戦記物風に書こうとした場合、面白さが欠けてしまうと思います。
ちなみに私が書いた物なんて、過激です(苦笑)

ハントさんが、陸軍部隊に居て、陸軍側から見たSSの見方がかかれていたので、それに対して当時、SSに居た側からの、陸軍部隊に対する見方を書いたのが真相です。

当時の事を思い出すと、うまく協力して連携を取れば、敵を包囲殲滅出来たのではないかと思うと、悔しくてなりません。
あのヒーロー気取りの米兵どもをギャフンと言わせたかった(笑)
Posted by ダンテSS曹長 at 2010年11月25日 18:33
鬼政さん、了解致しました。ちょっと誤解していたようです。
いずれにしろ、すでに終わったイベントについて議論するには、この場はふさわしくないと思いますので、またの機会にお酒でも飲みながらやりましょう♪
Posted by ハント at 2010年11月25日 20:37
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